更新日記
2004年
5月31日 感想文に、よしながふみ「愛すべき娘たち」。以後、更新日記は、はてなダイアリーに移行する。
更新日記はてな。
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5月18日 感想文に高浜寛「泡日」を追加。
「塊魂」面白すぎ。まさかこれほど熱中してしまうとは思わなかった。
夏目房之介氏、プログはじめる。
「世界の中心で、愛を叫ぶ」観た。柴崎すっかり小さくなったな。「東京ゴミ女」で「毎日セックスしないと処女膜再生しそう」というちょっといかれた役をやってたの私は忘れていないぞ。でも映画は長澤まさみの笑顔に大満足。エアーズロック→地球のへそという流れから「世界の中心」という連想が劇中でされると思ったら、全くなし。なんじゃそりゃ。それでも長澤まさみに大満足。「ロボコン」の笑顔は本物だったと再確認。あとあれ観た、「スクール・オブ・ロック」。もう最高だね、ロックに詳しいとなおのこと面白いんだろうね。私は音楽にはてんで疎いのでただただ主役おっさんの動きに笑っていたよ。
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4月26日 拝啓手塚治虫様第10回、大友克洋「童夢」の動きを分析……なんか今更だな。
さて、2時間20分に及ぶPV「CASSHERN」を観たわけだが、まず絶句してから、なんじゃこりゃー。ひどすぎる、ここまでクソつまらないと笑っちゃうよ。そもそもクソつまらないという感想自体がもう嫌だ。だからバカってことにする。ていうか、ホントにバカだよ、このPV。
何あの綺麗な死体は。 鉄也って爆死したんじゃないの? 手榴弾のピン抜けてたっしょ。戦場場面色落としすぎて誰が誰だかわかんねー、寺島兄貴だけは顔立ちでわかったけど、他なんだよ、ごちゃごちゃ編集すんなや、わざと理解を妨げる編集してんでしょ。いちいち蝶だの蛾だの雪だの花びらだのヒラヒラしたもん舞わせんな、少女漫画の内面世界を表現したつもり? 寺尾聰と樋口可南子夫婦役ってどういうことよ、キャラかぶってんだよ、「阿弥陀堂だより」と。冒頭の博士の演説……最初から突っ立ったままの演技というか演出だったね、そういえば。大滝翁が出てきてので「お前の話はつまらん」と今にでも一喝するんじゃないかとひやひやしたよ。時計台登って何してんだよ、鉄也……カリオストロの城ごっこ? 議論しながら戦うってガンダムかよ、お前ら。サグレーさんよー、博士捕えに来て何致命傷与えてんだよ、あほ。キャシャーンとサグレーの戦い……なにやってんだかわかんねー、編集ボロボロ、俯瞰の絵くらい見せろや、あんなによりまくってちゃ状況把握できねー。そもそも舞台背景とか位置関係とか全く無視、第7管区ってそもそもどこだよ、中央アジア辺り? キャシャーンとバラシンの戦い……一度戦って、さあもう一度決着を付けようってところで場面替わって、また戦いの場面に戻ったと思ったら、二人とも倒れてんの、何があったの? どんな死闘があったの? そもそもあんだけの豪華俳優を揃えながら演出も何もない突っ立ち演技って何がしたいわけ? みんな青年の主張状態、いやそれはNHKに失礼だな、青臭い以前の問題、ただ異臭がするだけ。中学生が一所懸命哲学しましたって感じの長広舌、うんざりだよ。
映像美が売りだって? そうか、これPVだったっけ、ごめん私のほうがバカだった、映画と勘違いした私がバカだった。でもさすがに映像と音楽だけで2時間超えはきつかったよ。これからは予告編に「これは映画みたいだけど・ものすごい映画にみえるけど実は映画じゃありません。キャシャーンは何もしません。みんな死んじゃえ」って注釈をいれてね。
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4月12日 拝啓手塚治虫様第9回。前回具体的な作品を挙げるとか言ったけど、まだ。難しすぎる。他に感想文・小田扉「ともみの親友」。
スワローズ単独最下位道まっしぐらにつき機嫌悪い。仕事? アホくさ。漫画読も、漫画。
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3月22日 拝啓手塚治虫様、再開してみた。何がなんだかわからないので問題提起の段階。感想文を期待してた人ごめんなさい。たまーにこんなことも書いてしまうんです。
なんてな。
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3月8日 感想文に業田良家「自虐の詩」を追加。
イノセンス観た。前作知らん、押井守映画もよく知らん、原作もよく知らん。こんな状態で観た。他のサイトで感想を読むと、やっぱり前作観た人ばかり。何も知らない状態で観た人の感想ってどうなんでしょ。2ちゃんの当該スレではそういう人の書き込みがちらほらあったけど、個人的な感想としては、とりあえずまた観たいし、ソフト化されたら買うってところ。つまり面白かったってことです。
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2月23日 感想文に松本次郎「未開の惑星」を追加。
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2月16日 感想文に二階堂正宏「極楽町一丁目 嫁姑地獄篇」を追加。久しぶりの表紙買いで大ヒット。今まで知らなくてごめんなさい。
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2月9日 感想文に岡崎京子「ヘルタースケルター」を追加。
そろそろ「拝啓手塚」の物語論の絵からの解析をやりたいが、難しい。今回の感想文で夏目房之介氏のように視線の動きを追ってみたけど、こんな素人技じゃないんだよ、絵解きって。
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1月26日 感想文にジョージ朝倉「少年少女ロマンス」を追加。
映画「藍色夏恋」「ホテル・ハイビスカス」がDVDで発売された。買った。ほとんどBGM状態で垂れ流し続けた。2月には「地獄甲子園」、3月には「ロボコン」、楽しみだなー。
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1月19日 感想文に吉田戦車「武侠さるかに合戦」を追加。
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1月5日 感想文に木尾士目「げんしけん」。他に2003年の映画の感想として映画感想2003を追加。
2003年のベストコミックス。決めました。以下に列挙。
緑川ゆき「蛍火の杜へ」
松本剛「甘い水」
くらもちふさこ「α」
武智富「A SCENE」「B SCENE」
日本橋ヨヲコ「G戦場ヘヴンズドア」
戸田誠二「生きるススメ」
三宅乱丈「ペット」
吉田戦車「武侠さるかに合戦」
岡崎京子「ヘルタースケルター」
今年もよろしくお願いします。
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2003年
12月22日 感想文に戸田誠二「生きるススメ」、福島聡「BITTER SWEET,BITTER SNOW」。
2003年のベストコミックスの選定を始めたサイトがぽちぽちでてきたね。私は今年それほど漫画読めなかったからな……とりあえず二つ。あとは何にしよう。
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12月16日 感想文に加藤理絵「灰色の乙女たち」とマンガの意味に森薫「エマ」第3巻。
火曜日更新なんて久しぶりだな。月曜に間に合わなかっただけなんだけど。2003年のマイベストコミックはなんにしよう。これ考えるだけでも楽しい。まあ、あれとこれは必ずランクインするんだけど。
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12月8日 感想文2本。福島聡「ドレミファソラシド レミ ソラミ」と外園昌也「琉伽といた夏」。
年末恒例の年間ベスト作品はどのくらいのサイトがやってくれるのかな……。あれ参考になるのでやってほしいね。
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11月4日 漫画/マンガの意味に一本。とよ田みのる「ラブロマ」1巻の背景をきっかけに作品の雰囲気を考えた。
最近の更新……といってももう数ヶ月も前だが、採り上げる漫画が女性作家ばかりだった。次の作品にと用意した漫画の作者も女性だったので違うのを考えて今回の更新になった。当初は意識してたんですよ、男性作家女性作家交互に採り上げようって、そういう縛りをしとけば自然と少女漫画に手が伸びるし、このサイトを立ち上げなければ少女漫画なんてほとんど読まなかっただろうし、視野が突然開けた気分にもなった、漫画はこんなにあるじゃんかと。実際少女漫画も読み始めて、たとえサイトを閉じたとしても、このまま少女漫画に目を向け続けられるだろうと。そしたらおかしなことになっていた、少年漫画をほとんど読まなくなっていたのだ。ヒカルの碁も終わった、こち亀は発狂した、ドカベンは異空間に消えた、名探偵コナンは死神になった、マガジンはもう知らない……驚いた、今ではアイシールドとクロ高くらい。少年漫画にだって楽しい漫画はあるだろうけど、手が伸びない。まあいいか。
「Kill Bill」観た。めちゃおもろかった。姐さんの「ココカラエイゴデハナシマス」「ヤッチマイナ」「ウソツケ」「キナ」が聞きたくてまた観た。そんな感じです。
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10月14日 漫画/マンガの意味に魚喃キリコ原作・安藤尋監督の映画「blue」の一本の線を追加。
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10月6日 日本橋ヨヲコ「G戦場ヘヴンズドア」の感想。
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9月22日 映画「ロボコン」聖戦記。この映画はたくさんの人に観てほしい良品。漫画はあまり読めていない状況です。漫画の感想はいずれまたやりますので。
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7月28日 映画「茄子 アンダルシアの夏」熱戦記。右肩ぶつけた。痛い。
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7月22日 映画「地獄甲子園」観戦記。疲れた。結局徹夜した。
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7月7日 緑川ゆき「蛍火の杜へ」と浅野いにお「素晴らしい世界」1巻の感想。
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6月23日 松本剛「甘い水」の感想文と拝啓手塚第7回。
ここ見てる漫画系サイトの管理者には届いているだろうね、三ヶ月前、漫画喫茶と立ち読みで読書を済ませる自称漫画評論サイトからの相互リンク依頼。バカじゃん。はなわの埼玉の歌じゃないけど、バカじゃん。「当方の相互リンクにおける理念と致しまして、優良なサイト運営者様のみと提携を重ね、共に発展していけたらと考えており」ってなにそれ。なんかさ、勘違いしまくってるね。いつだったかも書いたんだけど、私の嫌いなサイトをそのまんまやってる感じ、まず順位付けでしょ、点数付けでしょ、それと寸評。お決まりのパターン。どこに理念があるんだよ、まず前提からして変だろ、君のサイトのどこが優良なんでしょうか、私には全く理解できません、ともに発展したくもありません。っていうか、発展って何? 俺たちって漫画通だよねってなぐさめあうのかな。どこからその自信がワキイズル訳?……ストレスたまってんな、私……
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4月7日 石川雅之「週刊石川雅之」から「ただそれだけで」の感想文。「TPぼん」をずっと読んでた。おもしれー。物語論どころじゃなくなってる。
あー、そういえばこのサイト、今月で開設丸4年だよ。細々とだが、よく続いてるな。でも、ここんところ奇跡的に毎週更新が続いてる、これで夏もいけたら、このサイトの文量ももっと増えたろうに、4年でこんだけか。100作品も語ってないな……しかも短編が多い………地味すぎる……でもね、何書いても相変わらずこんなもんかよって自虐的なところもあるんだけど、やっぱこう虚しさってあるわけでね、個人的に今年が人生の分岐点になりそうだし、このサイトもこのまんまでいいんだろうかと。漫画の物語論がそのきっかけになればいいんだけど、これね、いろいろ調べたけど、やっぱ語ってるとこすくないんだ、物語論。個人的な見識としての物語論を書いている人はいるけどね。で、物語問題をぶちあげた当のサイトは相変わらずだし(いや、この継続し続ける姿勢にはまいってるんだけどね、毎日見てるし)、ジャンプ作品の連載の長期化の傾向が調べられたくらいなんだよ、この反響って。具体的な動きがない。びっくり。私はどうでもいいことをうだうだやっているんだろうか。……と「ただそれだけで」の主人公のように独白してみました。おしまい。
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3月31日 拝啓手塚治虫様第6回は漫☆画太郎「地獄甲子園」から物語の時間について。極私的整理といいながら、どんどん散らかっていく……
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3月24日 森薫「エマ」第2巻の感想。疲れた。
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3月17日 「拝啓 手塚治虫様」第5回。5週連続かよ……と先週と同じ反応。まさかこんなになるとはなあ。仕事忙しくて、漫画読んでない。でもこれについては、読まなくても考えられるんで、どうにか書けている。ってこれも同じかよ。漫画読んでないんですよ、本屋にいく時間がないのでネットで注文するんだけど、それらが次々と押し寄せて来るものの読みこなせないまま積みっぱなし。やばいなー。
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3月10日 「拝啓 手塚治虫様」第4回。4週連続かよ……と先週と同じ反応。まさかこんなになるとはなあ。仕事忙しくて、漫画読んでない。でもこれについては、読まなくても考えられるんで、どうにか書けている。
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3月3日 「拝啓 手塚治虫様」第3回。三週連続かよ……まさかこんなになるとはなあ。作品別感想また書けなかったよ……がっくし。うちのメインなのに。……「戦場のピアニスト」を観た。すげぇ。素晴らしかった。淡々と綴られているだけに見るものの感情を余計にあおる。岩明均の漫画みたい。
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2月24日 物語問題に関する極私的整理「拝啓 手塚治虫様」第2回。なんか日記みたいにグダグダ書いててすみません。当面作家ごとの物語作りの態度について話を進めるつもり。なので、長期戦必至。漫画の感想も書きたいのたまってるし、なんとかするか。そうそう、やっと「なるたる」読んだ。7巻から買うっきりで読んでなかったんだけど、10巻が最近出て、このたび7巻から10巻まで一気読み。……計算高い作品だ。緻密すぎてわけわからん。
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2月17日 物語問題に関する極私的整理「拝啓 手塚治虫様」第1回。続き物にした理由は全部書くのに時間かかりそうだから。ってゆうか長くなるとは思わなかった。もともと2月9日の命日にあわせようとしたけど、全然書けなかったのだ。難しいんだよ、抽象的過ぎて。物語の解釈もはっきりしてないままだし。だから何が言いたいんだかよくわからない。漫画に物語はないってぶちまけたけど、具体的にどういう方向に転がるかはわからん。
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1月27日 佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」ベビーER編のこと。
鉄腕アトムハッピバースデイボックスを注文した。高い。なんで……手塚ファンの血か……。
「黄泉がえり」を観た。草なぎは好きになれん、なにげに伊勢谷が出てた、笑った。帰って「害虫」を観た、ビデオ買ったきり封も開けないでいたので、この際ついでに観た、ショックだった、「黄泉がえり」が陳腐に思えた、同じ監督でこうも違うのね。
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1月20日 TAGRO「マフィアとルアー」のこと。
「サルガッ荘」も楽しく読んでる。
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1月6日 岡崎二郎「アフター0」完璧版第5巻収載の「マイ フェア アンドロイド」のこと。
今年も淡々と更新していきます。よろしく。それから、ここ読んでる漫画系サイトを運営している皆さん、昨年のベスト作品を書いて頂きたい。それ参考にして新規開拓するので。「書斎の住人」で早速それやってたので、適当に知らない本から面白そうなのを注文しやした。で、自分もやっときましょうか、恒例ですから。
えー、ベスト10作品(昨年発売の単行本限定)を列挙しまっせ。
緑川ゆき「アツイヒビ」
ひぐちアサ「ヤサシイワタシ」
高野文子「黄色い本」
岩明均「ヘウレーカ」
小田扉「そっと好かれる」
二ノ宮知子「のだめカンタービレ」
黒田硫黄「茄子」
志村貴子「敷居の住人」
中原アヤ「ラブ☆コン」
福島聡「少年少女」
うーん、多くが当サイトで感想書いてあるのでなんか改めて並べてみると普通だな……。復刊本では坂口尚「12色物語」、福山庸司「マドモアゼル・モーツァルト」、岡崎二郎「アフター0」完璧版だね。TAGRO「マフィアとルアー」と五十嵐大介「そらとびタマシイ」も入れたいけど、こちらはいずれ感想書いてどうにかしよう。
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2002年
12月16日 魚喃キリコ「strawberry shortcakes」のこと。
3年ぶりの新作か。こつこつ描いてたんだな、魚喃。最近は他に志村貴子「どうにかなる日々」、緑川ゆき「緋色の椅子」1巻。どれも面白い。しかしすでに触れたことのある作家ばかりだな。新規開拓せにゃならんなー。というわけで漫F画太郎「地獄甲子園」をいきなり読んだ。
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12月2日 柳沼行「ふたつのスピカ」3巻のこと。
毎月1日は映画の日。というわけでまた観てきました「たそがれ清兵衛」。驚いたねー、こんなに上映続くとは。ハリポタ2はじまるんでサクっと終了するかと思いきや地味にヒットしているらしいね。嬉しいなー。で、映画館に着いたら列が出来てて、やっぱハリポタの動員数は桁違いだなーと思いきや、なんとたそがれの列なんである。映画の日ってこともあるんだろうけど、一方で座り込みまでしているハリポタ待ちの列もあってえらい混雑、ていうか邪魔だよ、立ってろよ。あと東映の自信作「恋に唄えば」も観たよ、噂に違わぬつまらなさ! 感動すら覚えた。
あー、アルコの新作出たね、「ハイスコア」。いやー、このノリだよ、私が求めていたアルコ作品は。でも話自体に切れがないな。ベタベタ。さてしかし……最近少女漫画中心だな……他も一応読んでるよ、安彦良和「ガンダム」坂口尚「12色物語」、岡崎二郎のアフター0だってもちろん。あ、「犬神」最終巻出たね、まだ読んでないけど。
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11月18日 緑川ゆき「アツイヒビ」の感想文。
「アツイヒビ」「花の跡」「寒い日も。」という三つの連作どれも面白かった。緑川ゆき、ここまでやっちまうとはなー。単行本は六月には出ていたけど、忙しくて彼女の作品チェックを忘れていたのが悔やまれる。で、最近また少女漫画漁りはじめていろいろ調査をしているのだが、やっぱり最初の段階・表紙の絵で拒否してしまう傾向が強い。いくら評判がよくてもこの絵じゃ読む気になれないものが多い。まあ少女漫画に限った話ではないか。
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11月11日 志村貴子「敷居の住人」の感想文。
今年も邦画がいいね。この秋……という先日雪降ってたけど……は「阿弥陀堂だより」「たそがれ清兵衛」と堅実な良作を観て気分はよろしいでがんす。今年のマイベスト映画はもう「少林サッカー」で決まりかと思ってたけど、まだまだわからんなー。他に「鬼が来た」とか「ピンポン」もいいよな。でも田舎在住の悲しさよ、今最も観たい映画「ごめん」が上映されねーよ。くそ。っていうかさ、先日「ザ・リング」を観にいったよのさ、面白かったし怖かったしでも日本版「リング」観てるわけで驚きはなかったし、他の客も冷静に比較しながら観てるって感じだったんだけど、ついに遭遇してしまいましたよ、携帯持ってないと死んじゃう病の人。右斜め前に座ってた女だったけど、予告編からチカチカと画面のぞいてて、緑色の明かりが視界の端っこにいつも映るわけで邪魔なんだな、で本編がひっそり始まってもなお閉じたり開いたり。あれは何を確認しているんすか、チャットでもしてたのかな。もちろん連れの女と時折おしゃべり。忙しそうなお方でした。で、砂嵐で映画終わってエンドクレジット観ないのはいいとして、画面の前を横切って退場していくわけ。これが驚いた。他のお客は多少なりとも腰をかがめていたけど、彼女は堂々とおしゃべりしながら私の前を通り過ぎた。なんでそんなこと出来るんだろ……
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11月5日 約半年振り。木村紺「神戸在住」他1編。
忙しい夏を死なずに乗り切りやした。復帰するのに時間かかったけど。ぼちぼち漫画も読みはじめて、といいつつ映画だけはほぼ毎週観ているんだけど、読んでない本がだいぶたまっているんで読む。
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5月27日 高野文子「黄色い本」と野中英次「魁!! クロマティ高」第4巻。
「少林サッカー」の先行上映を観た。当分この映画で思い出し笑いが続きそうである。
キックオフ直後、センターサークル付近から放った主人公のシュートがゴールネットに突き刺さる。呆然とする相手チーム。歓喜する主人公たち。これは幻覚だろ? 気を取り直して試合再開するもすぐにボールを奪われてまたも超ロングシュートを決められる。チームメイトと抱きあう主人公たち。私は爆笑した。地味で静かな映画を好む私だが、それでもたまにはおバカで笑える映画を見ると感激してしまう。「少林サッカー」は予告編からしてすでにあふれているバカ映画の味だが、そりゃもう弾けるは飛ぶはえぐるは、細かいこと無視して突き進む徹底した娯楽っぷりはすばらしい。監督主演脚本までこなしたチャウ・シンチーは「キャプテン翼」を読んでいたこと・それを意識していたことを明言している。アニメではもどかしかった翼たちの人間業を超えたプレーの数々が、この映画で完全に映像化され詰まっているのだ。とにかくくだらない。これほどくだらない映画が大ヒットする香港の映画土壌がうらやましくもある。漫画・アニメ自体からしてばかばかしくも真面目な内容だったキャプテン翼の大技が物語後半に炸裂する様は痛快かつ噴飯、立花兄弟を髣髴とさせる空中戦、小次郎ばりのタイガーショットに吹っ飛ぶ相手チーム、松山君もびっくりの地面をえぐるミドルシュート、若島津よろしくゴールポストを蹴るキーパーはどんなシュートも軽く叩き落し、とにかくたまらない懐かしさがある。キャプテン翼アニメ放映時のもどかしさ、突っ込みどころ満載の展開にもかからわず夢中になってしまうしっちゃかめっちゃかのゲーム内容に、ボールがコンクリート抉るかよ! と内心思ったことを映画ではほんとにやっちまうんだからして、もうおかしくてたまらない。翼が足を上げて「ドライブシュートだ」と叫ばんとする瞬間の・見事天空に突き上げ伸ばされた黄金の右足がわずかに止まった場面がまんま映画でも登場し、感動のあまり笑った。
「少林サッカー」は今年一番の映画である、多分。
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4月15日 ひぐちアサ「ヤサシイワタシ」と山下和美「マーブル・フレンド」。
地元でようやく「耳に残るは君の歌声」が公開された。評判とか良く知らなかったけど。なんかタイトルに惹かれるものがあって期待していた。そしたら原題は「Tne Man who cried」……全然違うやんか。内容もさっぱり、幕閉じるやすぐに逃げた。けど、やはり歌声は耳に残っていて、じっくり考えていたらなんだかいい映画じゃないかと思えてきてしまった。なんてこったい。パンフ買っといたらよかった。冒頭で主人公の名前が父親に連呼されるんだけど、これが重要だったんだねー。ロシアのユダヤ人である主人公はアメリカに行ってしまった父親と別れて一人残されるも村は焼き払われていろいろあってイギリスに渡り、そこでスーザンという名前を与えられ、アメリカに行きたくて金のためにパリへ行けば、名前より人種が問題になって、舞台は第二次大戦中だからユダヤ人の運命はああなるわけで、迫るドイツ軍から逃げようと恋人と別れてアメリカに逃げて、ここからの描写が随分と淡白なんだけど父親と再会して、やっとのことで自分の本当の名前を呼んでもらえる……うーん、感動、映画はわからんな……
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3月11日 坂口尚「初雷」と浦沢直樹「MONSTER」第18巻より「終わりの風景」。もうちょい書きたかったけど、言葉が出てこなかった。本読まなきゃ。
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1月28日 柳沼行「2015年の打ち上げ花火」、大久保ニュー「ニュー・ワールド」。「ふたつのスピカ」は表紙見て勘で買ったら当たった。やっぱ宇宙物はいいね。去年の今頃は度胸星でいろいろあったけど、今年はこれと「プラネテス」でゆったり宇宙を堪能したい。大久保ニューは微妙だな。
さて、「息子の部屋」を観た。イタリア映画である。ひたすら静かで地味で劇的な展開もなく、日常が普通に過ぎていく映画であるが、実にいい。息子の死は劇的と言えるかも知れないが、それさえも押し流そうとする無常な日常と、悲嘆に精神を乱される家族が必死に日常に戻ろうともがく姿が痛々しい。また観てー。
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1月15日 今年も淡々と更新していきます。よろしく。ゲームばっかやってた虚しい日々……本を読まなきゃ。ちなみに、「Marieの奏でる音楽」の感想文中の臨死体験に関する記述はレイモンド・A・ムーディ「かいまみた死後の世界」と立花隆「臨死体験」を参考にした。
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